なぜ桃の節句に甘酒を飲むの?
ひな祭りの飲み物といえば「甘酒」ですが、
なぜ甘酒をのむようになったのでしょうか?
実は、元来、桃の節句には、甘酒ではなく、
桃の花びらを、お酒に浸して作った「桃花酒」(とうかしゅ)
をふるまう習慣がありました。
桃には邪気祓いの力があるといわれ、
さまざまな神事にも取り入れられていました。
邪気祓いをする上巳の節句が桃の節句でもありました。
また、桃は百歳に通じる不老長寿の木であり、
縁起の良いものとされていました。
邪気を払い、長寿を願う思いが込められた
しきたりだったのですね。
この桃花酒は、世間には広く広まらず、一方で
江戸時代の中期頃より、米や麹をみりんに蒸し、
焼酎を加えて1カ月ほど混ぜながら、熟成させた「白酒」が
親しまれるようになったそうです。
ところが、アルコール分の多い白酒では子供たちは飲めません。
そこでノンアルコールで飲みやすい「甘酒」がひな祭りの
子供たちの飲み物として定番化しているという流れのようです。
先日から、ストレートタイプのあま酒を、長男が特に気に入り、
甘酒ミルクにして飲んでいます。
私も夜、空腹で眠れないときに温めて飲むと、ほっこりと眠りに落ちます。
麹研究会の職人さんたちの英知を結集して作られた
甘酒というだけあって、ほんとうに美味しい!
ひな祭りが終わっても、しばらく手放せない存在になりそうです。
「甘酒の素(2倍希釈のお徳用)」
「麹ドリンク あま酒(すぐに飲めるストレートタイプ)」
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