味噌汁 血圧高くても大丈夫?

 昨年、世界無形文化遺産登録として登録された「和食」。和食と切り離せない料理に、お味噌汁が挙げられると思います。

 しかしながら、昨今高血圧でひっかかり、市の健康指導の方から塩分を控えるようにと、真っ先に味噌汁・漬物の量を減らすか、味噌汁の具だけ食べて汁は飲まないようにと指導されました。
(もちろん運動・アルコールに関しても指導受けてます)

 確かに漬物は塩分も高そう。でも植物性乳酸菌が腸にもたらす効果・熱を加えないのでビタミンC なんかもこわれずに体内に届くということも含め・・・、本当は美味しいから、好きだからやめられない。じゃ、やっぱり味噌汁をなんとかしないといけないのか???
うちは麹屋 味噌屋だよ、こりゃ調べないわけにいかない。

 だいたい味噌汁1杯の塩分は1%前後で、塩分はそれほど多いものではありません。塩分の摂り過ぎで間題になるのは、ナトリウムの過剰摂取が高血圧などの原因になるということなので、一緒にカリウムを摂取すれば、体外に排泄されやすくなるということです。味噌汁には、野菜や芋類、ワカメなどの海藻といったカリウムを含む食品を使うので、なおさら血圧への影響が少ないと考えられます。

 また、共立女子大学の研究では、食塩水と味噌汁の血圧上昇を比較したところ、食塩水より味噌汁のほうが、血圧上昇に対して約3割の減塩効果があることが報告されています。さらに、心臓から足首までの動脈の硬さを反映する血管年齢の指標を見ると、1日1杯程度の味噌汁のある食生活が、血管年齢を10歳程度改善する傾向が確認されているそうです。

 味噌にはまだまだたくさんいいところがありますが、血圧上昇に対して普通の量の食事であれば問題ないだけでなく、むしろ下げる効果もあるということです。

 古からの日本人の知恵 最低でも1日1杯の味噌汁を心掛けてほしいものです。
カテゴリー: 味噌

ひな祭りに甘酒!もちろんノンアルコールで


ひなまつりに甘酒



ひな祭りで定番の飲み物といえば「甘酒」ですよね。
自分が小さい頃に飲んだ甘酒はもうすこし酒臭かったような気がするのですが、
大人になってから出会った、法野さんの甘酒は全然臭みがなく、
子供にも飲みやすいお味です。

何が違うんだろう???と思い調べてみましたら、実は
「甘酒」と混同しがちな飲み物があることを知りました。

(1)白酒と甘酒は違う

ひな祭りの歌には「すこし白酒めされたか〜」という歌詞がありますよね。
「甘酒」と「白酒」は同じものなのかなと、最近まで
思っていたところ、どうやら違うみたいなのです。

「白酒」は、米や麹をみりんに蒸し、焼酎を加えて1カ月ほど混ぜながら、
熟成させた飲み物です。
作る過程で焼酎を使いますので、アルコール分が10%前後含まれ、
酒税法では「リキュール」に分類されます。
甘みはあるのですが、子供には向いていないですね。

(2)酒粕から作ったものも甘酒とよばれることがある

同じ「甘酒」といっても、「酒粕」から作ったものも甘酒と呼ばれることがあります。
お酒をしぼって出来た酒粕に水と生姜、お砂糖を加えてつくります。
こちらはアルコールを含んでいるので、寒い中で飲むと身体の芯から温まるのですが、子供たちは酔ってしまうかもしれません。


(3)米麹の甘酒はノンアルコール

甘酒は、ご飯に米麹を加えて混ぜ合わせ、定温で一昼夜保温し、
でんぷんから糖分を引き出した飲み物です。
アルコールは1%未満のため子供たちにも安心ですね。


ということで、私の記憶の中の酒臭い甘酒は、
もしかすると上記の白酒か酒粕のどちらかだった
のかもしれません。それで甘酒は酒臭いものだと
思っていたので、法野さんの甘酒を初めて飲んだ時には、
そのすっきり感とまろやかさにビックリしました。

子供たちにも飲みやすい、米麹の甘酒で
ポカポカとひな祭りを祝ってみませんか。

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ひなまつりに甘酒


お雛様を出したいと浮かれ調子の娘。
雛壇を飾るのは少し早いかなということで、
ひとまず鈴でできた小さいお雛様を出してみました。
母が気に入っているものです。


来月にはひな壇を出さないと!


次回は、なぜ桃の節句に甘酒を飲むのかについて書いてみようと思います。

カテゴリー: 甘酒(甘糀)について
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