甘酒(甘麹)のシャーベット

もう10年ほど前の話ですが、夏のバスツアーの御一行が、
「甘酒を飲んでいる組」と「飲んでいない組」に分かれて
疲労の具合を比較するという実験をテレビでやっていました。

40代〜60代くらいの主婦たちが、1泊2日かけて、猛暑の中、
バスで様々な観光スポットをめぐるあいまに、
「甘酒を飲んでいる組」はちょこちょこと甘酒でエネルギー補給。
「飲んでいない組」は他の飲み物…というものでした。

結果は歴然。

期期待に反すことなく、飲んでいない組はダラ〜ンとぐったりしていたのに、
飲んでいる組は、翌日もピンピンです!
「こんなにも差が出るものか〜」
と、見ながらびっくりしていたのに、
その時は、特に甘酒を飲むことなく記憶の奥底へ…。

月日は過ぎ、法野さんとの出会いからすっかり甘酒ファンになった私です。

「夏に甘酒を凍らせて食べると、美味しい」
と法野さんからとっておき情報を伺い、
甘酒のシャーベットを作ってみました。
作り方はかんたん! 甘酒の素をコップなどで2倍に希釈して、
製氷皿に入れ、冷凍庫で凍らせるだけです。


column10-1.jpg


最近は、自動製氷機月の冷蔵庫も多いですが、
昔ながらの製氷皿は、100均等で売っています。

凍らせること半日…

氷みたいにカチコチになってるのかな? と心配しながら、
口にしてみましたら
「シャリッ」
とシャーベットのようではないですか。


column10-2.jpg


甘さはすっきりと控えめ。
ひんやりと、やさしく夏の疲れを癒してくれる、優しいお味でした。

お水の代わりに、ジュースや牛乳で希釈したものを凍らせても 美味しくなりそうだなと思います。

夏は普通に過ごしているだけで体力をつかうもの。
甘酒でひんやりと、暑さを乗り切ってみませんか?
カテゴリー: 麹レシピ > 甘酒(甘麹)

ビアガーデン

本格的に暑くなりビアガーデンが恋しい季節です。

ちょっと子供のころのお話を。その日は、夏の一大行事、福光ねつおくり七夕祭りが開かれていました。いまは図書館に変わった地元のショッピングセンターの屋上に、ビアガーデンが設けられ、家族でおでかけしました。枝豆を食べたり、とうもろこしを食べたり、ビールは飲めなくても、外で食べる料理の美味しさを知り、人々の活気も感じました。
楽しく懐かしい思い出です。

塩麹で下味をつけた焼鳥みなさんのご自宅や会社の集まりでは、今年の夏、ビアガーデンの予定はございますか?きょうは、飲み会でおすすめの『麹のおつまみ』をご紹介したいと思います。

最初は塩麹で下味をつけた焼鳥。

鶏肉に塩麹をまぶし一晩つけたものを串に刺して焼くだけです。塩麹は、食材の旨味を引き出してくれるので、他の調味料は必要ありません。


column6-1.jpg


きゅうりの浅漬け次に“甘酒を漬け床に”して作った、きゅうりの浅漬けです。法野麹店さんの甘酒は、加熱していないので酵素がたっぷり含まれています。酵素は、食材を柔らかく美味しくする力を持っていますので、漬け床に活用できます。

漬け床は、甘酒とお醤油、昆布を材料にします。この漬け床に、二等分したきゅうりを一晩〜二晩、漬けておくだけです。ビールにもごはんにもよく合います。

ちなみに、この甘酒の漬け床は、甘酒+お味噌でも美味しく、他の食材にも利用できます。 例えば、鮭や豚肉を漬けこんでから焼くと美味です。甘酒漬けは、焦げやすいので、お料理の際は気を付けて下さいね。


column6-2.jpg


ところで話は最初に戻りますが、今年も『福光 ねつおくり 七夕まつり』が開かれます。日程は7月25日〜28日です。何といっても、商店街いっぱいに広がる七夕飾りが見事!花火や屋台のごちそうにも心が奪われますし、法野麹店さんもお店を出されます。
JR城端線 福光駅から歩いてすぐなので、遠方の方は電車を利用されると便利です。 福光のみんなの、ぬくーい人、場所がお待ちしています。
カテゴリー: ブログ

塩麹豆腐

夏は、水分補給ばかりになりがちですね。
暑い日が続くと、こってりしたものよりさっぱりとした冷奴になりがちですが、今回は毎回冷奴では飽きてしまった方向けに、塩麹豆腐です。
豆腐が濃厚なチーズのようになるのに、低カロリーで後味もすっきりです。
もちろん、我が家では暑さと元気が、無関係の子供たちもいるので健康を考えた献立にしました。

「塩麹豆腐」

材料
絹豆腐 300g
塩麹 大1

† 水切りした豆腐に塩麹を塗る

column8-1.jpg


† 密封容器に入れて冷蔵庫で寝かせる

column8-2.jpg


† 一晩寝かせて冷蔵庫から出す

column8-3.jpg


† 盛り付け

column8-4.jpg
カテゴリー: 麹レシピ > 塩麹

夏バテ対策に塩麹のチキン南蛮

この度、ご縁があってコラムをかかせていただきます。上小林れい子です。
さて、暑い夏がやってきました。
我が家には、暑い日にも負けないくらい元気な子供が3人もいます。
暑い日に負けない、元気の秘訣は、バランスの良い食事です。
塩麹を使って、チキン南蛮の献立です。

「塩麹のチキン南蛮」

材料
鶏肉 200g
塩麹 大1
小麦粉 大1
合わせダレ
 白だし 大2
 砂糖 大1
 みりん 大1
 酢 大1
 酒 大1
タルタルソース 適量

† 鶏肉を塩麹に漬け込んで1時間以上寝かせる

column7-1.jpg


† 合わせダレを合わせておく

column7-2.jpg


† 小麦粉をまぶして、熱したフライパンで焼く

† 片面を焼いたら、反対にかえして蓋をして弱火にして蒸し焼きにする

column7-3.jpg


† 鶏肉に火が通ったら、†を絡める

column7-4.jpg


† 盛り付け

column7-5.jpg

我が家では、チキン南蛮の他に夏野菜の南蛮漬けを合わせました。
この夏、元気に過ごせますように。
カテゴリー: 麹レシピ > 塩麹

麹とは

麹って何?

簡単に言えば、たくさんの酵素の力で、食品を柔らかくしたり、美味しくしたり、栄養素たっぷりにしたり、と 古人が発見し改善しながら伝えてきた日本の宝物、今の私たちの生活を支える縁の下の力持ちです。

健康に役立つ食べ物を発酵させるために、カビ・細菌などの微生物が必要です。その微生物の一つが麹です。麹とは、米や、麦や豆類を発酵させるコウジカビを繁殖させたものです。


コウジカビは、デンプン、タンパク質、脂肪を分解し、美味しく体に良い発酵食品の製造になくてはならないもの(国菌)です。

人間が食べ物を消化酵素で分解するように、コウジカビも数種類のアミラーゼなどの酵素を分泌してデンプンをブドウ糖や麦芽糖などに分解します。またプロテアーゼというタンパク質を分解する酵素なども分泌し、タンパク質をアミノ酸に分解します。

デンプンやタンパク質の状態では、人は美味しいと感じられません。分解されたブドウ糖やアミノ酸などに対して甘味やうま味が感じられるようになります。また酵素のおかげで消化・吸収しやすくなります。

次回は麹の歴史です。


column9-1.jpg
カテゴリー: 麹とは
1/1