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温故知新

安田真由子と申します。ご縁あって、コラムを書かせていただくことになりました。故郷は福光。今は結婚し東京に住む30歳です。
最近「発酵マイスター」という民間資格を取りまして、資格を生かし、甘酒専門店でお仕事をしています。自分でも、甘酒や塩糀、お醤油、お味噌を作ったりして食生活を楽しんでいます。

東京では糀がブームで、デザイン性の高い瓶に入った甘酒を誕生日プレゼントに、お世話になった方へのプレゼントにと、ギフトの需要が高いです。健康的な飲み物という価値があるからでしょうね。若い方たちにも大人気です。

一方、年配のお客様からは「昔、甘酒はコタツで作っていたのよ」というお話を耳にします。
日本を代表する作家のひとり、向田邦子さんの作品「父の詫び状」にも、お父様が来客のためにと、自宅で甘酒からどぶろくを作っていたというお話が出てきます。ちょっと前までは、家でも気軽に作られていた甘酒や発酵食品。栄養価に優れて保存性も高い。理にかなった食品です。

私は東京に出てようやく発酵食品の魅力や食文化に気付いたのですが、地元・しかもご近所さんに本格的な麹屋さんがあった事は再発見で、とてもうれしい気持ちです。生の糀、お味噌、火入れしない甘酒や塩こうじを作っている麹屋さん、なかなか出会えるものではありませんよ。

富山、北陸の発酵食品の魅力を中心に、発酵食の新しい楽しみ方もこのコラムからご提案させていただけたら幸いです。


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カテゴリー: ブログ
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