麹(糀)文化が栄える地 富山で100年
富山県は、昔から麹(糀)文化が栄え、2000年4月『日本の食文化と米麹』をテーマにフォーラムが開かれ、富山は麹組合があり(全国でも珍しい) 、麹屋の件数が一番多い(人口比)ことから、『富山はこうじの里』が認められました。その中でも福光では、かぶら寿し・大根寿し・ニシンの麹漬けサバ寿し等、麹食品が生活の一部になっています。この「麹の町」福光で、明治39年に創業以来100年余りの年月、厳しく・やさしく接して下さる地域の皆さんに支えられ続けています。
富山の水とコシヒカリで、一粒一粒手管理で仕上げます
富山県のわき出る水・流れる水は、とてもきれいでミネラルをたっぷり含み、美味しい水と評判です。その水・気候が、富山のお米を美味しく育てています。その富山県産コシヒカリ・水を使用し、昔ながらの手作りの製法で、現在も温度・湿度だけでは見えないところを、子育てと同じように一粒一粒の麹のささやきを肌に感じながら、「手管理」で洗米から麹となってでてくるまでの4日間の工程を丁寧に仕上げています。
笑顔あふれる食卓の「縁の下の力持ち」 でありたい
当店は福光の食文化である麹漬に適した、「甘酒用の麹」を作っています。麹漬に適した麹ですから旨味成分はもちろん、塩こうじ・お味噌にした場合でもほんのりとした甘みがあり、料理の味にふくらみがでます。麹は縁の下の力持ち、表面には出ないで素材そのものを美味しくしたり、柔らかくしたり、健康食品にしたり、美容食品にしたり、素材の持ち味をグッと引き立たせるものだと思っています。
私が丁寧に作り上げた麹で、何よりもお客様に喜んでいただきたいと強く願っています。美味しい麹食品を通して食卓での家族の笑顔・笑い声・はずむ会話を作る、縁の下の力持ちになれればいいなと思っています。